無料型紙ダウンロード
実寸大の型紙です。「余白なし(余白ゼロ)」の設定で、A4用紙に印刷して使ってください。うまく実寸大に印刷できない場合はこちらをご覧ください。
「わ」と書いてあるところは、布を2つに折り、折った部分を「わ」に重ねて2枚の布を一緒に切ります。型紙の実線が布を切るラインです。点線は、縫い代もしくは出来上がり線です。
下記画像をクリックして、画像(JPG)でダウンロードもできます。
お約束
型紙及び作り方の再配布・転載・販売はしないでください。
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ファスナーの縫い方
ミシンでファスナー付近を縫うときに、普通の押さえを使うとファスナーのムシ(ギザギザの歯)が邪魔で縫いにくいです。「ファスナー押さえ(片押さえ)」は片側だけ押さえるのでファスナーぎりぎりのラインを縫えます。
また、スライダーが邪魔で縫いにくいときは下の写真を参考にしてください。
ミシンで縫うときのコツ
返し縫いをするときに、布と糸がグチャグチャになってしまう人は必見!
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作り方
【1】布を切り、写真の赤線にほつれ止めをします。(縫いぐるみの服なのでほつれ止めを全くしないという考えもアリです)。私はほつれ止め液を使いましたが、ロックミシンや家庭用ミシンのジグザグ縫いをでもOKです。
【2】前フード(表地)と後フード(表地)を中表(表側同士を合わせる)に合わせます。型紙の耳穴位置どうしを重ねるイメージです。
そして、縫い代1cmで縫うのですが、このとき、耳穴を開けたい場合は赤線部分だけを縫ってください(型紙の耳穴位置を参考にしてください)。耳穴を開けない場合は緑線も一緒に縫ってください。
そして、縫い代を開いてアイロンをかけます。
※布の重ね方がわかりづらい場合はプルオーバーパーカーの作り方工程【26】~【27】も参照してみてください。
【3】左フードと右フードを中表に合わせて、カーブを縫い代5mmで縫います。そして、ミシン線に垂直に切り込みを入れます(緑線)。このとき、ミシン線を切らないように注意してください。
【4】【省略OK】先ほど縫った縫い代を片側に倒してその上をミシンで縫って押さえます。
【5】同様にして、フードの裏地も作ります。
※ 耳穴を開けた場合は、実際に縫いぐるみにフードをかぶせて耳を出してみてください。耳の位置がずれていた場合は、穴の位置を修正してください。
【6】【省略OK】フードの表地にひもを通す穴を開けます。(裏地には開けません)
(1)(2)型紙の「ひも通し口」位置を参考にミシンで約1.5cmのボタンホールを縫います。
(3)ボタンホールの中心をリッパーなどで開けます。
※ボタンホールではなくハトメをつけてもOKですが、ハトメ付近のミシンがかけづらくなるので気をつけてください。
【7】フードの表地と裏地を中表に合わせます。このとき、裏地と表地の耳穴位置が重なるようにしてください。そして、フードの前部分を縫い代5mmで縫います(赤線)。
※ フードの合わせ方がわからない場合は、ダッフルコートの作り方【11】~【12】を参考にしてください。
【8】表に返して形を整えます。裏地と表地の耳穴位置が重なるようにしてください。そして、赤線部分を縫い代3mmぐらいで縫います(ボタンホールの上を縫わないようにしてください)。
【9】【ひも穴を開けた場合のみ行う】フードの端から2cmぐらいを縫います(ボタンホールの上を縫わないようにしてください)。
【10】【耳穴を開ける場合のみ行う】(1)表地と裏地の耳穴を重ねてまち針で固定します。そして、耳穴の端(赤線)をミシンで返し縫いします。
(2)裏地と表地を縫い合わせます(コの字縫いなど)
(3)同様にして反対側の耳穴も作ります。
【11】フードの下の部分を縫い代3mmで縫います。
【12】後身頃と袖の後身頃側を中表に合わせて、縫い代5mmで縫います。
※ 袖の前後を間違えないようにしてください(型紙に書いてあります)
※ ソデの曲線と身頃の曲線は、長さが同じですがカーブの形が違います。両端をクリップ(マチ針)でとめてから中心をとめるとうまく合わせられます。
【13】前身頃と袖の前身頃側を中表に合わせて、縫い代5mmで縫います。
※ ソデの付け方の説明は、「ダッフルコートの作り方の工程【2】~【4】」の方がより詳しいです。よくわからない場合はそちらも参考にしてみてください。
【14】【省略OK】袖と身頃の間の縫い代を袖側にたおし、その上をミシンで縫って押さえます。
【15】フードと身頃を中表に合わせて縫い代3mmぐらいで縫います。このとき、前身頃の端を1.5cmずつあけてください。(型紙のオレンジ線で布を切った場合は2.5cmずつ開けてください)。
※ 前身頃型紙の「フード付け位置」も参考にしてください。
【16】【ファスナーを付けない場合は省略OK】ファスナーの上端を裏側にナナメに折ります(緑丸)。そして、ファスナーと前身頃を中表に合わせます。このとき、ファスナー上端を型紙の「ファスナー付け位置」と合わせてください。
次に、ファスナーを仮止めします(赤線)。終わったら、ファスナーがきちんと閉まるかチェックしてください。
【17】見返しを中表に合わせて、背中の中心に当たる部分を縫い代5mmで縫います。そして、縫い代を開いてアイロンをかけます。
【18】
(1)見返しの端と前身頃(のファスナー部分)を中表に合わせます。(見返しのどの位置をどこにあわせるかは、型紙の縫い代部分にかいてあります。)そして、ファスナーのムシ(ギザギザの歯の部分)より外側を縫います。(ファスナーを付けなかった場合は、縫い代0.5cm~1cmぐらいで縫って下さい。縫い代が少ないと前の合わせの幅が広くなるのでお好みでどうぞ。)
(2)見返しをめくってみて、ファスナーがきちんと付いているか確認します。
反対側の見返しも同様に縫って下さい。
※ ファスナー押さえ(片押さえ)を使うと、ファスナーのムシ近くが縫いやすくなります。
※ 見返しの付け方がよくわからない場合は、学ランの作り方の工程【17】~【19】も参考にすると全体像を把握しやすいです。
【19】縫い代1.5cmで見返しの上(スソの部分)を縫います。反対側の見返しも同様に縫います。
【20】下の写真のように見返しの表と、フード(裏地)を合わせて縫い代5mmで赤線を縫います。そして、ミシン線に垂直に縫い代に切り込みを入れます(緑線)。このとき、ミシン線を切らないように注意してください。【21】見返しのカドの部分を切り落とします(赤線)。このとき、ミシン線を切らないように注意してください。
【22】見返しを表に返します。このとき、角の部分は目打ちやヘラなどで綺麗に整えてください。
【23】赤線のように、見返しの上を縫います。ファスナー付近が縫いづらいときは、縫い代を多くとるか、ファスナー押さえを使ってください。
【24】袖口を裏に1.5cm折り返して赤線を縫います。反対側の袖も同様にしてください。
【25】前身頃と後身頃を中表に合わせ、ソデも中表に合わせます。そして、縫い代5mmで赤線を縫います。
【26】スソを裏側に1.5cm折って赤線を縫います。
【27】フードにひも通し口をあけた場合は、ひもを通します。ファスナーをつけなかった場合は、前身頃の合わせる部分にボタンなどを付けます。
これで出来上がりです。お疲れ様でした。