無料型紙ダウンロード
4種類の衿以外は実寸大の型紙です。「伊達衿」と「美容衿」は打掛を作るときには使いません。
「余白なし(余白ゼロ)」の設定で、A4用紙に印刷して使ってください。うまく実寸大に印刷できない場合はこちらをご覧ください。全部でA4用紙6枚になります。つなぎ合わせて使ってください。「わ」と書いてあるところは、布を2つに折り、折った部分を「わ」に重ねて2枚の布を一緒に切ります。型紙の黒実線が布を切るラインです。点線は、縫い代もしくは出来上がり線です。
下記画像をクリックして、画像(JPG)でダウンロードもできます。
この型紙は、こちらの「裏地付き長着」を元に作成しています。変更した箇所は、
・身頃を、前身頃と後身頃に分けています(丈が長くなるので、布を節約するため)
・身頃を細身にして、ソデを太くしています。
・エリを少し太くしています。
お約束
型紙及び作り方の再配布・転載・販売はしないでください。
詳細はこちら。
ミシンで縫うときのコツ
返し縫いをするときに、布と糸がグチャグチャになってしまう人は必見!
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作り方
※ 本物の和裁とは異なります。出来るだけ簡単に作れて、それっぽく見えるように工夫してあります。
作り方は、こちらの「裏地付き長着」とほとんど同じです。少しアレンジした箇所を以下で解説しますので、あわせてご覧ください。
《1》 まずは、布の切り方です。下の写真は掛下ですが、打掛もスソの長さ以外は同じです。(打掛に美容エリと伊達エリは要りません)
《2》 後身頃と前身頃を中表に合わせて、赤線を縫い代1cmで縫います。
《3》 縫い代を開いてアイロンをかけます。これを、裏地と表地の両方に行ってください。
《4》 裏地付き長着の作り方の工程【2】~【15】までを作ってください。このとき、 工程【7】で掛下のソデは少しだけ小さめに作ります(縫い代1cmのところを1.2cmぐらいにする等)。
《5》打掛にする場合は工程【15】の後でスソに綿(わた)を入れます。(掛下の場合は綿は入れません)
(1)入れる予定の綿を打掛のすその部分に乗せてみました。
(2)わかりづらいですが、スソの裏地と表地の間に綿を入れています。
そして、実際に縫ぐるみに着せて綿の量を調節します。私は、結局写真(1)の半分の量の綿を入れることにしました。
《6》 裏地付き長着の作り方の工程【16】~【24】まで行います。打掛の場合はここで完成です。
《7》掛下の場合は、美容衿と伊達衿を作ります。
(1)美容衿の短いほうの辺を裏側に1cm折ってアイロンをかけ、次に、長い方の辺を裏側に1cm折ってアイロンをかけます。
(2)細長く半分に折ってアイロンをかけます。すると2.5cm幅になります。
(3)赤線を縫い代1~2mmで縫います。
伊達衿も同様にして作ってください。
《8》美容衿と伊達衿を本体に縫い付け方る方法は、裏地無し長着の作り方の工程【18】~【20】を参考にしてください。
《9》《省略OK》掛下にしっぽ穴をあける方法を解説します。
(1)実際に縫ぐるみに着せて、しっぽ穴をあける位置を確認します。そして、その部分の背中の中心のミシン線をその長さの文だけ切ります(裏地と表地の両方)
(2)裏地と表地を縫い合わせます(コの字縫いなど)
(3)私は、衿の下から12cmの部分を5cmほどあけました。
これで、出来上がりです。お疲れ様でした♪