ダッフィー&シェリーメイ(身長43cm)サイズの縫いぐるみに合う「裏地付き長着(ながぎ)」の無料レシピです。丈や振りの長さ、布を変えれば、振袖(ふりそで)・打掛(うちかけ)・掛下(かけした)・引き振袖・白無垢・男性の着物など色々と使えます。裏地なしの長着はこちら。小さい縫いぐるみ(身長14cm)の長着はこちら。
また、型紙を拡大or縮小すれば他のサイズの縫いぐるみや人形にも使えます。(参考記事)。自由にアレンジしてください。
他にもたくさんの着物や和服の無料型紙があります。こちらをご覧ください。
- 難易度: ★★★★★
- 製作時間: 3時間~5時間
※写真をクリックすると大きな写真が表示され、詳細を確認できます。
完成写真 と 解説
完成写真を見て出来上がりのイメージをつかんでください。無料型紙や作り方は次のページにあります。
裏地と表地を同じ型紙で作って、縫い合わせています。
裏から見たところです。衿(えり)は4種類あります。そのうちの3種類「共衿(ともえり)」「伊達衿(だてえり)」「美容衿(びようえり)」は省略OKですが、付けるとより豪華な着物になります。
付属の小物は全部作らなくても、帯だけあれば大丈夫です。
以上の写真は、「引き振袖」という花嫁衣裳の一種です。下の写真は、腰上げをしてスソを引きずらない普通の「振袖(ふりそで)」にした場合です。「腰上げ」のやり方は、作り方の最後の方で解説しています。
下の写真は、腰上げをしてスソを引きずらないようにした普通の振袖です。
白無垢(しろむく)や色打掛(いろうちかけ)を作る場合のアレンジ方法
白無垢と色打掛けは、両方とも形は同じです。引き振袖の上に打掛を羽織るだけです。そして、白無垢は全て白い布で作り、色打掛は一番外側の打掛だけ豪華な色と柄で作ります。
「打掛け」は下に着る引き振袖よりも一回り大きく作って、スソの裏地と表地の間に綿(わた)を入れます。
着物を一回り大きく作るには、型紙を拡大コピーしてもいいのですが、例えば1cmの縫い代を5mmとして縫っても少し大きめにできます。
白無垢や色打掛については、こちらをご覧ください。
着付け(着せ方)
足を広げた形の縫いぐるみに着せる場合は足を軽く縛ります。足が広がっていると綺麗に着物が着られません。
着物に腕を通します。しっぽ穴を開けた場合はしっぽも通します。そして、美容衿を胸の前で交差させて、クリップなどでとめます(美容衿に、マジックテープやスナップボタンをつけておくと便利です)。このとき左と右を重ねる順番に気をつけてください。着物は男女ともに左前身頃が外側になります。
まず、右前身頃を美容衿に重ねます。このとき、美容衿が見えるようにしてください。そして、伊達衿を着物から2~3mmぐらいだして、外から見えるようにします(伊達衿は着物に縫い付けておくと楽です)。
左前身頃も同様にして重ねます。そして、胸の下でヒモなどで縛ります。
最後に帯を付けます。
材料(概算です。参考までに)
- 表地・衿・共衿・・・幅35cm×長さ250cm
- 裏地・伊達衿・・・幅110cm×長さ50cm
- 美容衿・・・45cm×6cm
- アイロン接着芯・・・4cm×10cm
※ 今回表地として使った布は幅が35cmのもので、さらに少し柄合わせもしたので2m以上の長さを使いました。一般的な幅110cmの布で柄合わせをしないのでしたら1m以下で大丈夫です。
私が使った材料の詳細
人形衣装や和装小物の制作など様々な用途に!京・金彩友禅 地紙文花づくし(赤)/和布/和生地/... |
ネットショップ「都香庵」さんのものです。 |
金襴の裏地など様々な用途に!京 綸子・りんず 桜吹雪(唐紅)【手芸同好会-hayari】/和布/和... |
表地・衿・共衿に使いました。 ネットショップ「都香庵」さんのものです。 |
金襴の裏地など様々な用途に!京 綸子・りんず 紗綾形(白)/和布/和生地/和柄生地/和柄/和風... |
美容衿に使いました。 ネットショップ「都香庵」さんのものです。 |
おすすめの道具
オルファ ホビーロータリー 18mm(布を切るときにはさみより使いやすいです)
道具の使い方やその他の道具はこちらの記事をご覧ください
無料型紙ダウンロード
型紙は、「裏地なしの長着」の型紙と共通です。そちらをお使いください。
また、今回は上記「裏地なし長着」の型紙の丈を10cm長くして作成しています。丈を長くする方法も「裏地なしの長着」の型紙の下の方に書いてありますので、参考にしてください。
あと、作ってみての感想としては、振り(そでの下の長さ)がもう少し長くてもよかったと思います。お好みで長くしてみてください。
お約束
型紙及び作り方の再配布・転載・販売はしないでください。
詳細はこちら。
つづきは、Part 2へ。