完成写真や材用については[前のページ]をご覧ください。
無料型紙ダウンロード
実寸大の型紙です。「余白なし(余白ゼロ)」の設定で、A4用紙に印刷して使ってください。うまく実寸大に印刷できない場合はこちらをご覧ください。型紙の実線が布を切るラインです。点線は、縫い代もしくは出来上がり線です。アイロン接着心は、使わなくても大丈夫です。
下記画像をクリックして、画像(JPG)でダウンロードもできます。
※ 子供用は2~6歳ぐらい、大人用は女性小さめサイズです。アゴやホオまですっぽり覆いたい方や、男性や顔が大きめな方には、大人用サイズそのままの大きさだとかなり小さく感じます。その場合は、の周囲をプラス0.5cm~プラス1.5cmぐらいしてみてください。
※ この型紙は、「作り方☆超初心者さんのための「立体布マスク」講座☆手縫い」で使っているものと同じです。
型紙を印刷できない方は、型紙の1cmメモリを参考にしながら型紙を写してみてください。
お約束
型紙及び作り方の再配布・転載・販売はしないでください。
作成した作品は販売して頂いて問題ありませんが、トラブルの無いようご自身の責任でお願いします。
詳細はこちらの利用規約をご覧ください。
2020年1月31日追記:ツイッターでもお知らせしたように、この立体布マスクの型紙に関しては紙に印刷した場合のみ、再配布していただいて構いません。その場合は無料で配布してください。
マスクが品薄で花粉症などの人は大変かと思います。
そこで、立体布マスクの型紙は印刷しての再配布をOKにしました。
困っているお友達に配ったり、ガーゼ売り場に置いたり自由に配布してください。作り方やPDFでの型紙DLはこちら⇒https://t.co/YiNUr2sW52
※ 配布するときは無料でお願いします pic.twitter.com/1pBjhJ96rI
— 無料型紙工房ことろ (@cotoro_net) 2020年1月31日
印刷する環境のないお友達に渡しても良いですし、学校・職場・施設・お店などで配布したり、マスクの材料を買ってくれた方におまけとして(無料で)付けていただいても構いません。品切れになったマスク売り場や手芸コーナーなどに置いて「ご自由にお持ちください」と不特定多数の方に配っていただいても構いません。マスク作成キットなどにおまけで付ける場合は、型紙は無料で誰でもダウンロードできるものであることを、購入しようとする方にわかるように明記してください。⇒ 詳しくはこちらの利用規約をご覧ください。
型紙のサイズについて
型紙の子供用サイズは、2~6歳ぐらいの幼児サイズです。大人用サイズは、「女性小さめサイズ」です。アゴやホオまですっぽり覆いたい方や、男性や顔が大きめな方には、大人用サイズそのままの大きさだとかなり小さく感じます。
人によって顔の大きさ・形・好みがかなり違うため、作成するときはまずは1つ作ってみて(試作して)顔に当ててサイズを確認してください。出来上がったマスクが小さかったら、型紙の周囲をプラス0.5cm~プラス1.5cmぐらいするか、110%~130%に拡大コピーしてみてください。(プラス0.5cm=110%拡大コピー、プラス1.5cm=130%拡大コピーぐらいです。)
試作なしに最初からぴったりのマスクを作りたい場合は、型紙を内側の点線でカットしたもの(紙)を2つ用意し、鼻からアゴのカーブをセロテープで貼り合わせ、顔に当ててサイズを確認し、型紙のサイズを調節してから作成すると、うまくいくかもしれません。
ツイッターなどでたくさんの方から作成報告を頂きますが、
「女性(中学生・高校生・成人)」の半分くらいの方が大人用の型紙そのままでピッタリで、残りの半分の方は大人用の型紙ををプラス0.5cm~1cm(拡大率110%~120%)する方が多く、
「男性(中学生・高校生・成人)」の場合は、大人用の型紙の周囲をプラス1cm~1.5cm(拡大率115%~130%)、
小学生は子供用の型紙の周囲をプラス0.5cm(拡大率110%)、もしくは大人用をそのまま、
幼児(2歳~6歳ぐらい)は、子供用の型紙をそのままという方が多い印象です。
ミシンでガーゼを縫うときのコツ
ガーゼは薄くて柔らかいので、ミシンで縫うと引きつれたり布や糸が絡まったりして縫いにくいです。私がガーゼを縫うときのコツを紹介します。
[コツ1]なるべく返し縫いをしない⇒作り方には、返し縫をしなくてもよい個所に「ここでは返し縫いをしなくて大丈夫です」と記載しています。この作り方で必ず返し縫いをしなければいけないのは工程【13】だけです。
[コツ2]縫い代を多めにする⇒このマスクの型紙では縫いやすくするために縫い代を多め(1cm)にしてありますので、縫いやすいかと思います。
[コツ3]布の端ギリギリから縫い始めない⇒「布の端から5mmぐらいの位置」から縫い始めてみてください。ギリギリから縫いたい場合は、布とミシンの間に紙をはさんで紙と一緒に縫い、縫い終わってから紙を破ってはずすしてみてください。
作り方
動画での作り方解説もあります
【0】まずは、布に水通しをします。特に、ガーゼは水通しをしないで作成すると洗濯したときにかなり縮みます。私は生地を購入したらすぐに水通しをします。そうすると作りたいときにすぐに使えます。
※水通しとは・・・・水にひたして、しぼって、陰干しして、ゆがみを直しながらアイロンがけ。
それでは、大人用サイズ(女性小さめサイズ)の作り方を説明します。子供サイズ(2~6歳サイズ)も同じ作り方です。
【1】布を左右対称になるように1枚ずつ切ってください。型紙には縫い代が含まれていいます(型紙の実線が布を切るライン。点線は、縫うラインや折るラインです)。接着芯を使う場合は、2枚切ります。
※接着芯は無くても作れます。
初めてこの型紙でマスクを作る方は、まずはマスク1個分の布だけを切ってください。マスクを使う人によって顔の大きさ・形・好みがかなり違うため、効率を考えて一度にマスク複数個分の布を切ると、サイズが合わなかったときに布がたくさんムダになってしまいます。
【2】表地同士、裏地同士をそれぞれ中表に合わせて赤線を縫い代1cmで縫います。そして、ミシン線に垂直にカーブに切り込みを入れます(緑線)。ミシン線を切らないように注意してください。
※ここでは返し縫いをしなくて大丈夫です
※切り込みを入れるのは、のちほど縫い代を倒したときに布が引きつれにくくするためです
【3】縫い代を5mm残して切り落とします。
(最初から縫い代5mmで縫わない理由は、ガーゼは柔らかいので縫い代が少ないと縫いにくいからです。)
【4】縫い代を片側に倒します。倒す方向は、表地・裏地とも同じ方向にしてください。
【5】【省略OK】縫い代の上を、表側から縫って押さえます。
※ここでは返し縫いをしなくて大丈夫です
【6】表地の表と、裏地の表を合わせます。
(先ほど倒した縫い代が表地と裏地で逆方向になるため、マスクの中心が厚くなりません)
【7】赤線を縫い代1cmで縫い、カーブに切り込みを入れます(緑線)。そして、縫い代を5mm残して切り落とします。
※ここでは返し縫いをしなくて大丈夫です
※切り込みを入れるのは、表に返したときに布が引きつれにくくするためです
【8】表に返します。
【9】形を整えてアイロンをかけます。
※ アイロンがけは、省略OKです。
【10】【省略OK】【接着芯を付ける場合のみ行う・中上級者向け】 表地の裏に、接着芯のテカテカしている方(のりが付いているほう)を合わせます。2箇所あります。※接着芯を付けると厚くなってミシンで縫いにくくなります。ミシンが苦手な方は付けないでください。
【11】【省略OK】【接着芯を付ける場合のみ行う・中上級者向け】接着芯をアイロンで接着します。
※ 鼻の部分にワイヤーを入れる場合は工程【12】の前に入れてください。ワイヤー(ノーズフィッター)の入れ方はこちら。
【12】端を裏側に1cm折り、さらに1.5cm折ってクリップやマチ針でとめます。そして、全体を半分に折ってマスクが左右対称になっていることを確認してください。
※ 裏側(裏地側)ではなく表側(表地側)に折ってもOKです。表側に折ると見た目はあまりよくありませんが、肌当たりも良く、密閉度も上がります。
【13】赤線を縫います。マスクのゴムを通すので端の方を縫ってください。
※ ミシンで縫う場合は最初と最後に返し縫いを忘れずにしてください。
【14】
(1) マスクゴムを通して端を結びます。長さは実際に付けて決めてください。
(2)ゴムを引っ張って結び目をマスクの中に入れます。
これで出来上がりです。お疲れさまでした♪
マスクのサイズは大丈夫でしょうか?型紙の子供用サイズは、2~6歳ぐらいの幼児サイズです。大人用サイズは、「女性小さめサイズ」です。アゴやホオまですっぽり覆いたい方や、男性や顔が大きめな方には、大人用マスクそのままの大きさだとかなり小さく感じます。
出来上がったマスクが小さかったら、型紙を110%~125%に拡大コピーするか、型紙の周囲をプラス0.5cm~プラス1.5cmぐらいして、使う人にぴったり合ったマスクを目指してみてください。
あとがき
改良を重ねて何回も作ってやっとレシピとして固まりました。表地は色々と試したのですが、YUWAのハーフリネンが目の粗さや丈夫さ、それと可愛さで一番気に入っています。
接着芯はもっと前の段階で付けても良かったのですが、アイロンは一気にかけたほうが電気代的にもいいのであのタイミングにしました。
試作段階では、工程【11】のアイロンがけの後に上部と下部にステッチを入れていたのですが、試行錯誤の結果ステッチの工程は作り方から省きました。
その理由は、ステッチがない方が肌当たりがよいからと言うことと、もう一つ。きちんと水通しをしているつもりでも洗濯を繰り返すと布は若干縮むのですが、表地と裏地に異なる生地を使った場合にその縮み率が変わります。ステッチを入れていると表地と裏地が固定されるのでそのステッチの部分でたるみができてしまうことがあるからです。
このマスクは私と私の子供たち(当時2歳~6歳)にちょうどいい大きさや形で作ってあります。皆さんも、この型紙をもとに使う人にマッチした大きさや形にアレンジしてみてください(*^ ^*)
手縫いでの作り方
この作り方は、ミシンが使える方や、手縫いの場合は玉どめ・なみ縫いが出来る方向けのものです。
針と糸を持ったこともない方、小学生の時の家庭科なんてすっかり忘れた方、玉どめ?なみ縫い?という超初心者さんは、こちらの「超初心者さんのための『立体布マスク』講座」をご利用ください。
作り方は76もの工程に分けて、丁寧に丁寧に説明しています。
マスクの洗い方
我が家での布マスクの利用頻度は高いです。私は夜寝るときの喉の保湿に、子供たちは学校給食準備時のマスクとして使っています。なので、ほぼ毎日マスクを洗濯しています。そこで、私のマスク洗濯方法を紹介します。
洗うときは、ネットに入れて洗濯するのがおおすすめですが、私は洗濯機(ドラム式)にその他の洗濯物と一緒にネットに入れずに洗っています。ネットに入れない方が汚れが落ちやすいので。もう、何年もネットに入れずに洗っていますがマスクのゴムが伸びてしまった等のトラブルはないです。(縦型洗濯機では試してみた事はないのでわかりませんが)
そして、乾燥機をかけると縮んでしまうので、手でしわを伸ばしながら他の洗濯物と一緒に部屋干ししています。うっかり乾燥機をかけてマスクが縮んだ場合はもう一度洗って干せば大丈夫です。
洗濯洗剤と一緒に、ワイドハイター(粉末タイプ)を一緒に入れて洗えば、除菌(※)されるので部屋干ししても臭いません。※すべての菌が除菌されるわけではありません。
なお、この洗濯方法はウイルス対策のことをは考慮していませんのでご注意ください。
ウイルス対策の場合は、使用後は塩素系の漂白剤で除菌するといいかもしれません。
キッチンハイター キッチン用漂白剤 小 ボトル(600ml)
※ 塩素系漂白剤は色落ちするので、白い布で作ったり色落ち前提でマスクを作成してください。
メディア紹介履歴
立体布マスクのことが紹介されました。