ダッフィー&シェリーメイ(Sサイズ、身長43cm)サイズの縫いぐるみを2つ入れられるバッグです。肩掛け・斜め掛け・リュックの3wayで、便利な機能が盛りだくさんです。
大きめなバッグなので、一泊旅行に行くときや、マザーズバッグ(ママバッグ)などにしてもいいですね♪ あと、小さいワンちゃんのキャリーバッグにはどうでしょう?(私は犬を飼っていないので使い勝手はわかりませんが)
出来るだけ簡単に作れるように工夫してありますし、省略OKのところも多いです。作り方も丁寧に解説してありますから、お裁縫初心者さんも是非チャレンジしてみてください(*^_^*)
- 難易度: ★★★★★(省略無しで作った場合)
- 製作時間: 3時間~6時間
- サイズ: 高さ24cm×底マチ15cm×幅45cm(入り口38cm×10cm)
※写真をクリックすると大きな写真が表示され、詳細を確認できます。
完成写真 と 解説
完成写真を見て出来上がりのイメージをつかんでください。無料型紙や作り方は次のページにあります。
縫いぐるみの顔を出して持ち運ぶので、もち手は長めにしました。アクリルテープやポケットのフチにトーションレースをつけましたが、これらは省略OKです。カシメ(小さい丸い金属)も付けていますがこちらも省略OKです。
前面中央にフラットなポケットが一つ。アリスの大きいチャームを付けました。
前面の左右にはギャザーポケットを付けました。全てのポケットは裏地付きですが、表地と裏地は同じ布を横に半分に折って縫っているだけなので簡単です。
サイドにもギャザーポケットがあり、500mlのペットボトルも入ります(ボトルの上の方は飛び出してしまいますが)。内側・外側のポケットは全てリバティプリントの帆布11号生地を使っています(この11号は柔らかめです)。そして、ポケットは全て省略OKです。
内側のポケットはギャザーなしのフラットなものをつけました。お財布・スマホ・カメラなどの重いものはこのポケットに入れるといいですね。
底が柔らかいので、バッグの底に直接重いものを入れると底が沈んでバッグの形が崩れてしまいます。重いものを直接入れたい場合は、底板を入れてください。縫いぐるみを入れるだけでしたら必要ないですが。
底についているヒモは縫いぐるみのハーネスフックを掛けるのに使えます。特に、フードつきのコスチュームを着せているときは、このヒモを服の下に通してハーネスフックを掛けると便利です。
縫いぐるみを入れるので底のマチは広いですが、入り口を狭くしたので見た目はそれほど大きくありません。また、本体外側は帆布8号(底面だけ色違い)、本体内側は帆布11号という厚手の生地を使っているため、しっかりと自立します(この帆布はハリかなりあるものでした。同じ号数でも種類やメーカーによってハリや硬さが少し変わります)。
もちろん、キルティング生地などを使ってもOKです。薄い生地を使う場合は裏に厚手のアイロン接着芯を付けるとしっかりします。厚地を縫うときには、厚地用のミシン糸とミシン針を使ってゆっくりと縫ってください。
背面の下側にリュックを付けるための金具(Dカン)を付けました。背面にはポケットを付けていないのですが、リュックにしない場合には前面と同じようにポケットを付けられます。(もち手の間の中央ポケットはリュック金具を付けても付けられます)
リュックにするには、今回使った帆布8号などのようにしっかりとした生地を使ってください。柔らかい生地ですと、背負ったときに安定しません。
※ 縫いぐるみが着ている燕尾服の作り方はこちら、ワンピースの作り方はこちらです。
リュックにするには、背面中央にあるアクリルテープにショルダーベルトを通して下にあるDカンにナスカン(フック)を引っ掛けます。リュックにしたときにもち手が邪魔に感じる場合は、最初にバッグの中に入れ込んでおいてください。また、リュックにしない場合は下のDカンは省略OKです。
バッグの口がガバっと広がらないようにするためのフックがあります。これは、縫いぐるみが顔を出すことを考慮して広めに設定してあります。
お使いになるナスカンとDカンの大きさによって広さは変わりますが、私の場合は約12cmです。
リュックタイプにする場合は、ナスカンをアクリルテープの下の方の移動させてからショルダーベルトを掛けてください。ナスカンを下の方に移動するとバッグの口を狭くできます。ナスカンを移動しないで(上の写真の状態)でショルダーベルトをかけると口が開きすぎるめ、荷物が落ちやすいです。
リュックタイプをよく利用する場合は、下の写真の状態でナスカンが動かないように縫い付けてしまってもいいと思います。
このシンプルなリュックシステムを考えるのに結構時間がかかりました。皆さんがお使いになるバッグでもうまく機能するといいのですが。
パークへの移動中や雨が降ってきたときの対処として、巾着口を付けました。荷物の量が多いときにも安心です。私はバッグに直接縫い付けてしまいましたが、スナップボタンで付けはずしが出来るようにすると便利かもしれません。
縫いぐるみが2つ入っています。
巾着を閉じた状態でも、バッグの中の小物を出し入れできるファスナーを付けました。
私は1箇所にしか付けませんでしたが、お好みで反対側にもう1箇所付けられます。
縫いぐるみの顔を出すことも出来ます。(出し入れするときに少しきついですが)
巾着口を使わないときはバッグの中に垂らしておくと邪魔になりません。ただ、この状態では内ポケットを利用するのが大変です。(ポケットからの盗難対策にはなりそうですが)
ポケットを利用したい場合は、巾着口を内側にクルクルと折り込んでおいてください。
ななめ掛けにするときと、リュックにするときのショルダーベルトは共通です。移動カン(リュックカン)で長さを調節して使ってください。
サイド2箇所の上部にDカンをつけました。これは、ななめ掛けバッグにするときのショルダーベルトを引っ掛けるためですが、縫いぐるみのハーネスを引っ掛けることができます。
中央のDカンにもハーネスのフックを掛けられます。
つまり、縫いぐるみを内向きにしたときにはサイドのDカン、外向きにしたときには中央のDカンにハーネスフックを掛けられます。また、内側の底にフックを掛けられるヒモもあります。巾着口を閉じたときにはそこにフックを掛けられます。
縫いぐるみが1つの場合は、寝かせて入れられます。それと、便利なDカンがたくさん付いていますが、使わない場合はどれでも省略OKです。
もち手をまとめられる、ショルダーパッドも作りました。キルト芯を入れたのでフワフワです。
ショルダーベルトにも付け替えられます。長さ12cmで作っていますが、もう少し長くてもいいかもしれません。もう1個作るとリュックタイプにした場合のパッドになります。
リバーシブルです。留めるのにスナップボタンを2組付けましたが、マジックテープなどにしてもいいですね。
実際に縫いぐるみを入れて持ってみました。身長156cmです。ハーネスはシェリーメイ(女の子)にしか付けていなかったので、ハーネスを付けていないダッフィー(男の子)は後ろで落ちそうになっています(^_^;) ハーネスはちゃんと付けたほうがいいですね。
リュックにしてみました。意外と安定していて、縫いぐるみだけだと重さをほとんど感じません。
子供たちにも背負ってもらいました。左は、男の子・6歳・身長113cm。右は、女の子・4歳・95cmです。大きいバッグですが、リュックタイプにすれば子供でも大丈夫そうです。
ただ、子ども自身の幅よりもバッグの幅の方が大きいので、歩いているときに人や物にぶつからないように注意が必要です。
巾着を閉じて、ななめ掛けにしてみました(写真右)。息子の肩にも掛けてみたのですが(写真左)、リュックタイプと違って重く感じるようです。
このバッグは、縫いぐるみを2つと荷物を少し入れられる大きさにしています。
多めの荷物を入れたり、ドレスなどのゴージャスなコスチュームを着せたりするときつく感じます。そのような場合は、型紙を110%~120%ぐらいに拡大コピーして作ってみてください。
また、ポケットを増やしたり、内ポケットをゴム入りのギャザーポケットにしたい場合は、こちらのポケットいっぱいマザーズバッグの無料型紙&作り方を参考にしてください。
このバッグを作るのに当たって、アンケートを行いました。
たくさんの方に協力していただいたおかげで素敵なバッグが出来上がったと思います。ありがとうございました。
アンケート結果はこちらです。画像クリックでコメントもご覧いただけます。
出来るだけ多くの方のご希望にお答えできるような形にしたのですが、一部の方のご希望には沿えませんでした。ごめんなさい。
続き(無料型紙や作り方)は、Part 2へ