ダッフィー&シェリーメイ(身長43cm)サイズの縫いぐるみに合う「袴(はかま)」の無料レシピです。これは、男性用ですが、女性用はこちらにあります。
型紙を拡大or縮小コピーすれば他のサイズの縫いぐるみや人形にも着せられます(参考記事)。自由にアレンジしてください。なお、写真に一緒に写っている着物(長着)の無料レシピはこちらです。
袴には色々な種類があります。この無料レシピはお正月や結婚式で男性が着る礼装用の袴をモデルにしています。なお、作り方は正しい和裁ではありません。なるべく簡単に作れるようにアレンジしています。
また、男性の礼装用の袴にはスカート型(行灯袴 あんどんはかま)とズボン型(襠有袴 まちありはかま・馬乗袴 うまのりはかま)があります。この二つは、外から見た感じはほとんど同じですが、ズボン型は足の間に仕切りがあります。この無料レシピではズボン型の作り方をメインにしていますが、スカート型の作り方も解説しています。
他にもたくさんの着物や和服の無料型紙があります。こちらをご覧ください。
■ 難易度: ★★★★☆
■ 製作時間: 2時間~4時間
■ サイズ:丈18cm(ベルトの上からスソまで)、ウエスト43cm前後(調節可能)
※写真をクリックすると大きな写真が表示され、詳細が確認できます。
完成写真 と 解説
完成写真を見て出来上がりのイメージをつかんでください。無料型紙や作り方は次のページにあります。(縫いぐるみを立たせるのに、ドールスタンドを使っています)。
前襞(まえひだ)は5つあり、それぞれの間隔は1.5cmです。後紐(うしろひも)を十文字結びにしたように見えますが、十文字結びは飾りとしてつけているだけで後紐はスナップボタンでとめています。
しっぽの穴を開けています。
表から縫い目が見えない部分はミシンで縫い、表からミシン目が見えてしまいそうな部分は手縫いでまつり縫い等をしています。なので、外からミシン目は全く見えません。
着付けを簡単にするために紐(ひも)を簡略化しています。前紐はマジックテープを後の腰の位置でとめ、後紐はスナップボタンで左脇でとめています。
後紐をスナップボタンにしている理由は2つあります。1つ目は、結び目(十文字結び)をお腹の中心にするのが簡単になるからです。マジックテープはとめる位置が一定ではないので、結び目がお腹の中心からずれやすいです。2つ目は、外から縫い目が見えないようにマジックテープを手縫いするのが面倒だったからです。
しっぽの穴を開けました。しっぽの穴を開けない場合は、一番外側の後襞(うしろひだ)の上部数センチを縫い合わせてください。
外から見ただけでは、ズボン型とスカート型は区別が付き辛いです。ですが、下から見たり足を広げて座らせたりすると、足の間に仕切り(マチ)があってズボン型だとわかります。
ページ別もくじ
Part 1 材料・完成写真・無料型紙ダウンロード←いまここ
Part 2 作り方(その1)
Part 3 作り方(その2)
材料
(分量は概算です。参考までに)
・布・・・幅70cm×長さ80cm
・スナップボタン・・・1個
・マジックテープ(縫製用)・・・幅1.5cm~3cmのものを、6cm
・アイロン接着芯・・・15cm×20cm
今回使った材料の紹介
袴用生地として最適!京西陣・金襴 生地 袴地・縞/和布/和生地/和柄生地/和柄/和風/SS10P02de... |
裏地、表地ともに、この袴用生地を使いました。 ネットショップ都香庵さんで購入しました。 |
おすすめの道具
オルファ ホビーロータリー 18mm(布を切るときにはさみより使いやすいです)
道具の使い方やその他の道具はこちらの記事をご覧ください
着付け(着せ方)
ズボンやスカートを履かせるように足を入れ、前紐を腰の位置でとめます。このとき、前紐はお腹のふくらみよりも少し下にします。スソはつま先が見えるくらいです。
後の袴を履かせてしっぽを出します。
後紐のスナップボタンをとめます。十文字結びが体の中心に来ているか確認してください。また、後紐は前紐に重ねず、前紐よりも下側にずらすとカッコいいです。(お腹のふくらみを支える感じ)
全体的に、スソは前下がりになります。