Part 3 です。Part 1をご覧になっていない方は、Part 1からお願いします。
もくじ
Part 1 材料・完成写真・無料型紙ダウンロード
Part 2 作り方(その1)
Part 3 作り方(その2)←いまここ
作り方(その2)
【18】後左足と後右足の襞を折りたたみ、ウエスト部分を縫い代5mmで縫います(赤線)。襞の折りたたみ方は下の図を参考にしてください。
※「以前、後左足と後右足を縫い合わせたところ」は縫い代が開いていることに注意してください。この縫い代を開いておかないとしっぽ穴をあけづらくなります。
【19】腰板の裏にアイロン接着芯を付けます。このとき、縁から1cm開けてください(型紙の点線部分の大きさにアイロン接着芯を貼るということです)。
【20】(1)付菱の型紙で、「やまおり」と書いてある部分を裏に1cm折りってアイロンをかけます。
(2)腰板(表地)の表に図のように表を上にして置きます。赤線が先ほど折った部分です。
【21】
(1)付菱の1cm折った部分を固定しながら開きます。
(2)赤線を縫います。
(3)もう一度折ってアイロンをかけます。
【22】
(1)腰板(表地)と腰板(裏地)を中表にして赤線を縫い代1cmで縫います。
(2)縁を1cm裏側に折ってアイロンをかけます。
【23】
(1)先ほど折った部分を開いてから、写真の赤線のように縫い代のカドを切り落とします。このとき、ミシン線を切らないように気をつけてください。これは、表に返したとき縫い代部分の布が重なってゴワつくのを防ぐためです。
(2)表に返してアイロンをかけます。
【24】腰板(表地)と、後の袴の中心を中表に合わせます。腰板のアイロン線を後の袴の端から2cm離し、アイロン線上を縫います(赤線)。
【25】腰板(表地)と後の袴を、後紐ではさむようにしてクリップなどでとめます。このとき、
・後紐の端を2.5cm突き出すようにしてください(黄色矢印を参照)。
・後の袴と、腰板(表地)・後紐の3つの辺が1点で交わるようにしてください(赤色矢印を参照)
【26】後紐の上の赤線を縫います。しつけをしてから縫うとやりやすいです。
【27】腰板を後紐にかぶせます。このとき、腰板はアイロン線に沿って裏に1cm折り返してください。そして、赤線をまつり縫いします。
【28】後紐を工程【14】で付けたアイロン線のとおりに折りたたみ、赤線と緑線を縫います。このとき、赤線は外から見えるのでコの字縫いなどをしてください。緑線はミシンで縫ってOKです。
【29】注意!しっぽの穴を開ける場合のみこの工程を行ってください。
袴をぬいぐるみにはかせ、後襞をよけて後左足と後右足の間のミシン線をしっぽの真上にくるようにします。そして、しっぽの位置に印を付けます。下の写真では、腰板から1cmと5.5cmの位置に印を付けています。
(1)先ほど付けた印の間をミシン線で囲みます。緑線の部分は返し縫いをして上部に仕上げてください。
(2)リッパーなどで中心のミシン線を切って穴をあけます。
【31】注意!しっぽの穴を開けない場合のみこの工程を行ってください。
一番外側の後襞の上部を、3~5cm縫い合わせてください(コの字縫いなど)。
【32】
(1)マジックテープを1.5cm×6cmに切ります。
(2)カドを触ると痛いので四隅を丸く切り落とします。
(3)ちくちくしているほうを前紐の外側、フワフワしているほうを前紐の内側に縫い付けます(赤線)。 付ける位置は実際に縫いぐるみに着せて決めてください。下の写真では端から1cmの位置に付けました。
【33】後紐の外側と、内側にそれぞれスナップボタンを付けます。付ける位置は実際に縫いぐるみに着せて決めてください。下の写真では、内側が端から1cm、外側が端から5.5cmです。
※袴の中に着物(長着・半着など)を着きさせる予定のときは、それらを着させてから袴を履かせ、スナップボタンの位置を決めてください。
【34】
(1)結び目(横)を裏側に三つ折りにして幅2cmの紐を作ります。
(2)さらに三つ折りにして、長さ6cmにします。つまり、2cm×6cmになります。
(3)結び目(縦)も同様に三つ折にして、中心を縫います。
【35】
(1)結び目(中心)を、裏側に三つ折りにして幅2cmの紐を作ります。
(2)結び目(横)に、結び目(中心)を巻きつけます。
(3)裏側を手縫いで縫ってとめます。このとき、表に縫い目が出ないようにしてください。
(4)結び目(縦)の上に重ねます。
(5)裏側を手縫いで縫ってとめます。このとき、表に縫い目が出ないようにしてください。
【36】袴を縫いぐるみに着せて後紐のお腹の中心の位置に印を付け、そこに結び目を縫い付けます(手縫い)。このとき、結び目の縦と横を間違えないように気をつけてください。
【37】最後に、袴の襞にアイロンをかけます。このとき、折目加工液を使うと折り目が綺麗に付きます。
これで、出来上がりです。お疲れ様でした。