Part 5です。Part 1をご覧になっていない方は、Part 1からお願いします。
作り方 (後編)
【56】外袋だけを表に返します。
【57】外袋の中に内袋をいれて形を整えます(外表にあわせると言う意味です)。すると、内袋が外袋より1cm~2cmぐらい飛びだしてしまっていると思います。
飛び出ている部分はこのあと調節しますが、どの位置も同じ量だけ飛び出させるようにしてください(「背面は3cm飛び出ているのに、前面は1cmしか飛び出していない」などという事のないように)
【58】まず、外袋の入り口を裏側に1cm折ります。そして、その高さに合わせて内袋も裏に折ります(私は内袋を1.5cm折っています)。
そして、クリップなどで仮止めしていくのですが、最初は前面と背面の中心からとめていってください(赤丸)。
※ 「内袋を外袋の高さに合わせて折る」と書きましたが、内袋を外袋より1~2mm飛び出させると後で縫うのに少し楽です。また、デザイン的にも可愛いかもしれません。私は2mmほど内袋が飛び出しています。
【59】先ほどとめたクリップから徐々に横にとめていき、サイド部分を最後に残します。
【60】サイド部分では、内袋の方がたるんでしまっていると思います。(1)の赤丸のように内袋にタッグを付けて調節してください。このとき、サイドテープの位置でタッグを付けると縫うときに厚みが出て縫いにくいので、サイドテープの位置を避けてタックを付けてください。
そして、赤丸のようにクリップでとめます。
※ 出来る方は、内袋の縫い代部分でタッグを付けると綺麗に仕上がります。また、 内袋を作るときに縫い代を多めにするとこのたるみが無くなって綺麗に仕上がると思います。ですが失敗すると外袋の方がたるんで見栄えが悪くなってしまうので注意してください。
次に、巾着を本体につける方法を説明しますがその前に、、、
巾着を本体に縫い付けないで、スナップボタンなどで取り外しが出来るようにしても便利です。その場合は、巾着のバッグ側を三つ折にして縫い、内袋と巾着にスナップボタンを付けてください。
【61】【省略OK】【巾着を本体に縫い付ける場合のみ行う】
内袋のフチに、巾着の折り線(巾着のバッグ側を裏側に1cm折ってアイロンをかけた部分)を引っ掛けるようにして巾着を一緒に止め直すのですが、
このとき、まずは前面と背面の中心のクリップをはずして巾着を一緒に止めなおします。そして徐々に横に止めていきます。サイド部分は最後に残します。
【62】【省略OK】【巾着を本体に縫い付ける場合のみ行う】
巾着は、バッグの入り口よりも少し大きい型紙にしてありますので、サイド部分で余ります。サイドテープの陰ででギャザーやタッグを付けて調節してください。このとき、巾着の縦の縫い目(ファスナーを付けたライン)がサイドテープの中心に来るようにしてください。
【63】バッグの入り口を縫い代2~5mmぐらいでぐるりと縫います。このとき、もち手は一緒にぬわないようにしてください(青丸)。金具の付いたテープは一緒に縫うのですが、特に厚みがあるのでゆっくり慎重に縫ってください。
※ 巾着を付けた場合は、巾着も一緒に縫っていくことになります。
【64】【省略OK】【巾着を作った場合のみ行う】
120cmのヒモを2本、巾着の両脇から入れて結びます。
ループエンドは付けなくてもいいのですが、私はウッドビーズを付けました。かわいいループエンドの作り方もあります。
【65】【省略OK】サイドテープ2箇所、背面上テープ、前面テープの根元にカシメをつけます。内袋と外袋の両方に貫通する穴をあけてください。このとき、巾着に穴をあけないように気をつけてください。
【66】【省略OK】【リュックもしくは、ななめ掛けタイプにする場合は行う】
ショルダーテープに移動カンを通し、端を裏側に3cm折ります(レースを付けた場合は、テープの裏表に注意してください)。そして、さらに6cm折ります。このとき、移動間の位置で折るようにしてください。
【67】【省略OK】【リュックもしくは、ななめ掛けタイプにする場合は行う】
最初に3cm折った部分を、ミシンで縫ったりカシメを付けたりして固定します。
※ カシメのつけ方は、もち手のつけ方の説明を参考にしてください。
【68】【省略OK】【リュックもしくは、ななめ掛けタイプにする場合は行う】
(1)移動カンが付いていない方の端からナスカンを通します。このとき、フックがテープの表側に来るようにしてください。
(2)移動カンに、反対側の端を通します。
(3)そのまま、スルスルっと移動カンを移動させます。
【69】【省略OK】【リュックもしくは、ななめ掛けタイプにする場合は行う】
(1)ナスカンが付いていない方の端に、もう一個のナスカンを通します。このとき、テープの表にフックが来るようにしてください。
(2)テープの端を3cm裏側に折り、さらに6cm折ります。
(3)移動カンを付けたときのように、ミシンやハトメで固定します。
中央ポケットに大きなチャームを付けました。赤線を手縫いで固定しています。
※ バッグが出来上がってから付けるほうが、バランスを見ながら出来るので私は好きです。中央ポケットを本体に縫い付ける前に飾りを付けたほうが付けやすいのですが。
【71】【省略OK】【ショルダーパットが欲しい場合のみ行う】
裏地の裏に、キルト芯を手縫いで仮止め(しつけ)します。玉結びを表に出しておくと後で糸を取り除くときに楽です。
※ キルト芯は省略OKです。
※ アイロン接着キルト芯の場合は、アイロンで付けてください。
【72】【省略OK】【ショルダーパットが欲しい場合のみ行う】
裏地と表地を中表に合わせます。
【73】【省略OK】【ショルダーパットが欲しい場合のみ行う】
周囲を赤線のように縫い代5mmで縫います。このとき、途中を約9cmあけて置いてください。返し口になります。
次に、カドの部分の縫い代を切り落とします。このとき、先ほど縫ったミシン線を切らないように注意してください。
【74】【省略OK】【ショルダーパットが欲しい場合のみ行う】
返し口から表に返します。カドを目打ちやヘラなどで調えてください。そして、返し口を裏側に5mm折ります。
【75】【省略OK】【ショルダーパットが欲しい場合のみ行う】
周囲をぐるりと縫い代1~3mmぐらいで縫います。すると、返し口が自動的に閉じます。そして、キルト芯をとめておいたしつけ糸を取り除きます。
【76】【省略OK】【ショルダーパットが欲しい場合のみ行う】キルト芯が入っている部分の境界あたりで折り曲げ、約4cmの幅にします。
【77】【省略OK】【ショルダーパットが欲しい場合のみ行う】スナップボタンや、マジックテープなどを縫い付けます。私は写真のような位置に、プラスチックのスナップボタンを付けました。
【78】【省略OK】バッグに防水スプレーをかけると汚れや水に少し強くなります。まずは目立たないところで試してから、全体にかけてみてください。
これで出来上がりです。お疲れ様でした♪