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裏クラウンを作る

【28】裏フロントクラウンのバッククラウン側のカーブにギャザーを寄せます。ギャザーを寄せるにはミシンでやる方法と、手縫いでやる方法がありますが、どちらでもOKです。

ミシンでギャザーを寄せるには、ミシンの上糸調子を強くし、縫い目の長さを長くして縫います(縫い代3mm)。このとき、返し縫内側はせずに、糸は長く伸ばした状態で切っておいてください。縫い終わった後は、糸調子と縫い目の長さを元に戻しておきます。

※ 私のミシンでは、糸調子を4(オート)から8に変更し、縫い目の長さを、2.2mmから5mmに変更しました。
※ ギャザーを寄せるときに2本縫ってもいいのですが、今回は縫い代を少なく設定しているため、1本にしています。
※ 手縫いでギャザーを寄せる方法は工程【42】~【45】で解説しています。

【29】裏バッククラウンと、裏フロントクラウンの中心に付けたしるしの位置を確認します。

【30】中表に合わせてしるしの部分をクリップなどでとめます。

【31】バッククラウンとフロントクラウンのカドの位置を確認します。

【32】先ほど確認した位置同士をクリップなどでとめます。

【33】クリップの間をさらにとめます。このとき、フロントクラウンに寄せたギャザーの上糸を引っ張ったり緩めたりして、ギャザーの量を調節し、バッククラウンときれいに重なるようにしてください。

【34】赤線を縫い代5mmで縫います。

【35】表地側から見るとこのようになります。

【36】【首周りにレースを付ける場合のみ行う】裏バッククラウンと裏フロントクラウンの表に、ギャザーレースの表が見えるようにとめます。レースの端は、下側にずらして、端から約2cmあくようにしてください。

【37】【首周りにレースを付ける場合のみ行う】縫い代3mmで(布の端から3mm)縫ってレースを固定します。

【38】【首周りにレースを付ける場合のみ行う】布からはみ出しているレースを切ります。

表クラウンを作る

【39】【表フロントクラウンと表バッククラウンの間にレースを付ける場合のみ行う】表フロントクラウンの表に、ギャザーレースの表側が見えるようにクリップなどで止めます。この時、レースの端は下側にずらして、表フロントクラウンの端から約2cmあけてください。

【40】【表フロントクラウンと表バッククラウンの間にレースを付ける場合のみ行う】縫い代3mmで(布の端から3mm)で仮止めします。

【41】【表フロントクラウンと表バッククラウンの間にレースを付ける場合のみ行う】布からはみ出しているレースを切ります。

【42】表フロントクラウンのバッククラウン側(さきほどレースを付けた部分)に縫い代3mmでギャザーを寄せます。ギャザーを寄せるにはミシンでやる方法と、手縫いでやる方法がありますが、今回は手縫いで行います。

手縫いでギャザーを寄せるには、まず、縫い始めは普通に玉止めをし、荒いなみ縫いをします。縫い終わりは、玉止めを作らないで針に糸を付けたままにしておいてください。(後程、表バッククラウンと合わせたときに玉止めをします)

※ ミシンでギャザーを寄せる方法は工程【28】~【33】で解説しています。ですが、レースが付いた布(重なっている布)は、ミシンでギャザーが寄せにくいため、おすすめしません。レースを付けていなければミシンでもOKです。

【43】表バッククラウンと表フロントクラウンの中心のしるしと、端の位置を確認します。

【44】中心と端をそれぞれ中表に合わせて、クリップなどで止めます。

【45】クリップの間をさらにとめます。このとき、ギャザーを寄せた糸を引っ張ったり緩めたりして、ギャザーが均等によるように調節し、バッククラウンときれいに重なるようにします。そして、手縫いでギャザーを寄せた場合は、玉止めをして糸を切ってください。

【46】赤線を縫い代5mmで縫います。

【47】表地側から見るとこのようになります。これで、表クラウンが出来上がりました。

プリムと表クラウンを合体する

【48】表フロントクラウンのプリム側に縫い代3mmでギャザーを寄せます。このとき、端から3cmにはギャザーを寄せないため縫わないでください。

※ ミシンでギャザーを寄せる方法は工程【28】~【33】を、手縫いでギャザーを寄せる方法は工程【42】~【45】を参考にしてください。

【49】表フロントクラウンと表プリムの中心のしるしを中表に合わせます。そして、プリムの端と、表バッククラウンの端から2cmの位置を確認します。

【50】先ほど確認した位置同士をクリップなどで中表に合わせてとめます。

【51】フロントクラウンに寄せたギャザーの糸を引っ張ったり緩めたりして、ギャザーの量を調節し、プリムときれいに重なるようにしてください。手縫いでギャザーを寄せた場合は、玉止めをして糸を切ってください。

【52】縫い代3mmぐらいで仮止めします。

「プリム+表クラウン」と裏クラウンを合体する

プリムと表クラウンがつながったので、次はプリムと裏クラウンをつなげる工程に入ります。

【53】リボンがジャマになるので、表クラウンの表側の真ん中にまとめておきます。

【54】プリムを、表クラウンの表側に倒します(入れ込みます)。裏側からみると、プリムが全く見えない状態になります。

【55】工程【48】のように裏フロントクラウンにギャザーを寄せます。そして、クラウンの中心のしるしの位置(赤矢印)とカドの位置(青矢印)を確認します。

【56】それぞれ、クリップなどで止めます。

【57】さらに間をクリップなどで止めます。

【58】赤線を縫い代5mmでぐるりと縫いますが、レースのひらひらや、リボンを巻き込まないように注意してください。このとき、バッククラウンのあたりを、約8cm縫わないでおいてください。ここが返し口になります。

【59】ミシン線のカドを切り落とします。そして、カーブにミシン線に垂直に切り込みをいれます。このとき、先ほど工程【58】で縫った縫い代5mmのミシン線は切らないように気を付けてください。縫い代3mmで縫ったミシン線は切ってしまっても大丈夫です。

【60】返し口から表に返します。カド(赤丸位置)は、内側からヘラなどを入れて形を整えてください。

【61】返し口を裏側に5mm折り返してクリップなどで止めます。写真では見えていませんが、裏バッククラウンの方も5mm折り返しています。

【62】縫い代2~3mmぐらいで首周りを縫います(ステッチをかけます)。すると返し口が閉じます。

【63】ぬいぐるみにかぶせてリボンを結びます。長すぎる場合はカットしてください。リボンがほつれてくるようでしたら、ほつれ止め液を切り口に縫ってください。

【64】【省略OK】頭の中心のリボンを作ります。リボンはプリムに縫い付けてもいいですし、ゴムひもで頭に固定してもいいですね。

これで出来上がりです。お疲れさまでした♪


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